袋叩き

こういう報道って本当に嫌いだ。
点滴の作り置き自体は違法ではないということを一連の報道の最初のほうに見たような気がするが、もはや「点滴作り置き=大罪」という感じになってしまっている。
素人の目から見ると、作り置き自体よりも管理がされていなかったことが原因なのだろうと思う。
この医院のように老舗の鰻屋のタレみたいに継ぎ足して使うのではなく、ちょっと前までのマクドナルドのように作り置きをして一定の時間が経過したら廃棄、という手段をとっていたらどうなのだろう。効率的に安全な医療を提供できた可能性があると思う。
でも、今回の作り置きイコール犯罪という傾向の報道でそんなことが出来なくなってしまった。
インタビューを受けて「一般的には点滴はその都度〜」などと神妙な顔で応えている医師や、あの院長に「作り置きを知っていたんですか」と執拗に質問するレポーターには不快感しか覚えない。
もちろん結果的に亡くなった方もあるわけでどこかに責任を持っていかなければいけないのだろうけれども、何だか熱狂してイジメをしている印象を受ける。
点滴の作り置きが犯罪的ならば、それを規制していなかった厚生労働省にも責任があるように思うのだけれど、いまのところターゲットは院長だけだ。
あと、今頃こっそり看護師に作り置きをやめるように指示している診療所は結構あるのではないかな。

作り置き黙認か
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/154143/

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